AD-1が6月初めに納車になりました [ADIVA]
BUZZのHPへはこちらからどうぞ http://www013.upp.so-net.ne.jp/buzz/
バズ ミニクーパーのブログ http://buzz-car.blog.so-net.ne.jp/
バズ 国産バイクのブログ http://buzz-bike.blog.so-net.ne.jp/
GILERA NEXUS500 燃料系トラブル [GILERA NEXUS]
乗らずに長期で置きっぱなし、、、なんてBIKEは要注意!!
この車両は一年以上置きっぱなしだった物を個人売買にて購入
バッテリーを新品にしてとりあえず車検を取ったものの調子が、、、?
イマイチ??アクセルのレスポンスも悪く、ゆえに加速もイマイチ??
ガソリン満タンにしてもフューエルメーターが半分くらいまでしか示さず
電気係も心配、等々で現オーナー様が当店の修理レポートブログの
ネクサス500充電系トラブルの記事をみつけて、一度全部点検してほしいとの
ご依頼で入庫になりました。
な~るほど乗ってみると確かにエンジンレスポンスが良くない。
元々この4バルブ・インジェクションエンジンは単気筒のわりにはけっこういいレスポンスで
個人的には嫌いではないエンジンなのだが、、、、何なんだろう、、??
とにかくカバーを外してから探求だな、と裸にしてみると
やばい、やばいフューエルリッドとタンクのジョイント部分からガソリンが漏れ出ている
劣化によるゴムの裂けでガソリンがたらたら あわや火災
これはフューエルポンプとタンクの接合部、ここのパッキンもやばいです、よく車検取れたね?
フレームからタンクを下ろしてフューエルポンプを取り出すとさらにビックリ
ポンプが錆ついて真っ赤赤
燃料計のフロートセンサーがポンプと一体構造になっているのですが
この状態で適正な量を示すはずが有りません。
ポンプアッセンブリの交換ですね、、、エンジンかかってたのがふしぎー?
NEXUSは樹脂製のガソリンタンクなのでタンクは洗浄して再利用出来そうです
中から野球ボール一個分位の錆が出てきたのは言うまでも有りません。
ここまで裸にしているのでお決まりのダメ箇所、発電コイルからレギュレーターに
つながる防水不良の4ピンカプラーを点検!
案の定ちぎれてまではいないものの青錆が出てます。 改善修理をしておきましょう
とにかくこのオーナー様は助かりましたね~、このまま乗っていたら大変なことに
なっていたかと思うとゾ~とします ちゃんと点検整備を施す車検を受けないと
命にかかわる事を認識しないと楽しいはずのバイクライフが取り返しのつかない
結果を招くことを肝に銘じて・・・・・・・・・・・・・・クワバラ・クワバラ
BUZZのHPへはこちらからどうぞ http://www013.upp.so-net.ne.jp/buzz/
バズ ミニクーパーのブログ http://buzz-car.blog.so-net.ne.jp/
バズ 国産バイクのブログ http://buzz-bike.blog.so-net.ne.jp/
VESPA50S ビンテージのエンジン修理 [VESPA修理]
今回はベスパ50Sのクランクシール交換をレポートします。
キャブレターを何度オーバーホールしても調子が出ない?
スピードも30km位しか出ないし エンジンのかかりも悪い?
等々ご不満な様子のオーナー様からピカピカのイエローの50Sをお預かりしました
試乗させていただくと、確かにこれでは乗れたものではありません位、ぜっ不調
一通り全部見させて頂く旨ご了解頂いて、探求に入ります。
最初に始めたのはオーナー様が自身でやられたというキャブの再オーバーホール
内は綺麗に洗われてましたがジェットニードルスクリュウーの値等が無茶苦茶で
これでは、、、、と調整しなおして再度試乗しましたが全然ダメ???
マフラーの排気口に手をかざしてみると、排気圧が弱弱しく音にもパンチが無い
そこで当店の試験用ノーマルマフラーに付け変えると空ぶかし時の吹け上がりや
音もパンパンと歯切れのよい元気な排気音に!
これでOKかなと試乗です、 スピードも出るようになり20分程乗りまわしてたら
徐々に調子が悪くなって、信号待ちでエンジンが止まってしまう始末??
こんな状態でオーナー様にお渡しできません。 やはりエンジン下ろすようです。
このベスパは元ユーザー様が何年も乗らずに放置していたものを今のオーナー様が
譲り受け綺麗に再塗装したものらしい。 な~るほどそれならゴム製のシール類等
とりわけクランクシャフトのシールが駄目になってしまってる可能性が高い、、、。
そのあたりがかなりアヤシイ、、、、。
ベスパ50Sのエンジンは2サイクル、クランクケースリードバルブという構造で
キャブレターから吸い込んだ混合気をクランクケースから取りこんでクランクの
回転を利用してシリンダーの内に押し込む、すなわちクランクケースがもう一つの
シリンダーでクランクがもう一つのピストンの役目をするような構造なのだ。
回転するクランクシャフトとそれを納めている部屋すなわちクランクケースとのすき間を
シーリングしているゴムリング、それがクランクシールだ。
これが摩耗や劣化で駄目になるとクランク室に入った混合気が外に漏れたり逆に
外から空気やベスパの場合ミッションオイルを吸い込んだり、、、、、、、。
このシールは左右に有るのですが50Sのエンジンはフライホイール側は
フライホイールを外せば見えますが反対側はトランスミッションと一体のケースに
なっているのでクランクケースを分割(すなわち全バラシ)しないと確認できない。
さきほど可能性が高いと言ったのはそのためです。
これはフライホイールと逆側(クラッチ側)です、シールは手の部分クランクギヤの奥
ベアリングのさらに奥 クランク室の内側から打ち込まれています。
クランク単体の状態で見ますと左側の大きい方の黒い輪っかがミッション側のシール
右奥に見えるのがフライホイール側のシール。 新品を合わせている所で
左奥に転がっているのが付いていた駄目なシール、 ガバガバでした!
やはりここが原因で混合気が正常にシリンダーに送られていなかったんですね。
マフラーのスンズマリが原因でなったか?シールの劣化が先か不明ですが
両方駄目になっていたのは事実です。
ケースを洗浄後新しいクランクシールを はめ込んだ所です左がミッション室側
右がフライホイールを外した時に見える小さい方のシールです。
この写真でクランク室とミッションケースがシールを介して同ケース内に有るのが
よくわかると思います。
これはこのエンジンの電装系の心臓部! フライホイールの内側にあるコイルと
ポイント一式です。 外して解ったのですが何と結線カプラ手前でハーネスの被服が
ネチネチに溶けてショート寸前!かなりヤバイ状態です!!
ついでですからコイルから結線カプラまでを作り換えました。黒い束の方が外したダメな
方です、 最終型に近い個体に一時期このようなダメ材料が使われたみたいです。
ケースにクランクシャフト・ミッション・ピストン・シリンダー・クラッチ・電装を組み込んで
車体に組込みワイヤー類を組んでいきます。
ギヤオイルを規定量入れたら試乗しながらワイヤー類を含めて細かな調整で完成です。
BUZZのHPへはこちらからどうぞ http://www013.upp.so-net.ne.jp/buzz/
バズ ミニクーパーのブログ http://buzz-car.blog.so-net.ne.jp/
バズ 国産バイクのブログ http://buzz-bike.blog.so-net.ne.jp/
速ーい125スクーター TIGRA のニューカラーです! [PGOスクーター]
PGOスクーターから4月中旬デリバリーとなる新色の全黒が当店にやって来ました。
と言っても、仮ナンバー付きのデモカー
もともとTIGRA(ティグラ)はエッジの効いた精悍なエクステリアですが、
オールブラックのカラーはそのイメージをさらに強調した感じですね~。
昨年マッドグレーが追加発売されて、それもなかなかいい感じですが
今回の全黒を見て、いいんでな~い どうして今まで無かったのかね、、、
前後ディスクの赤キャリパーが、一層引き立ちますねー。 速いー、のイメージ、、、。
イメージだけでなく実際乗ってみると、 13.5PS の水冷エンジンは胸のすく加速するし
(スペック緒元は既存モデルと同じ) 使い勝手もシート高ひとつとっても、よく比較される
シグナスXよりも1cm低いんですよねー。 このスタイルだと、そうは見えないけどね。
色々と内容を見ると、お買い得感ありありでんな。 付加価値を求めるユーザーさんが
このてのBIKEをえらびますし、実際当店のTIGRAオーナー様も複数台所有のお客様が多いんです。
しかしこの頃このクラスが熱いですね、通勤の足、以外にも色々と楽しんでるみたいですね~。
バズ マツナミのツブヤキでした。
BUZZのHPへはこちらからどうぞ http://www013.upp.so-net.ne.jp/buzz/
バズ ミニクーパーのブログ http://buzz-car.blog.so-net.ne.jp/
バズ 国産バイクのブログ http://buzz-bike.blog.so-net.ne.jp/
ピアジオVESPA PX200FLのミッション、トラブルでカツカツ音! [VESPA修理]
走行4750Km 新車からお乗りで今まで大きなトラブルは無かったそうです。
当店にて何度かメンテナンスをさせて頂いておりますが今回、少し前から4速に入れると異音がするので診てもらいたい
とのご依頼をいただきました。
なるほど乗ってみると3速までは何ともないが4速に入れるとエンジン部からカツカツカツ、、、、、?
タイヤの回転と連動してカツカツ音もついてくる、、、。明らかに駆動系のトラブルですねー
エンジン部を見てもオイルにじみがひどくてどこから漏れているのか解らない状態。
もしやミッションオイルが全部出てしまって空なのか? と疑ってドレンプラグを抜くとギラギラと金属粉混じりのオイル
が出てきました。
とりあえず規定量位は入っていたみたいですね。 しかし このハンパじゃない位の金属粉が何より証名、
ギヤー回りの破損が確定的です。
まずエンジン、クランクケース回りの汚れを落としてから分解作業に入ります。
ミッシヨンケースの底から破損したギヤーの一部が出てきました。
奥に見えるのがクランクシャフトギヤーからの回転をトランスミッション側に伝えるプライマリー側のギヤ。
クランクが回っているとクラッチで遮断されない限り常に回転している。クラッチ側の一番大きなギヤーは外側ギヤーと
内側ハブの間にスプリングが組み込まれていて干渉的な役割をする構造になっている為このパーツ全体が
スプリングギヤーASYという名称になってるみたい。
4段目の4速ギヤーが欠けているのが見えます。 破片で他の部分にもキズが、、、、、、。
それとかみ合うドライブシャフト側のギヤーもダメージが無いか入念にチェックが必要。
4速ギヤーにバリが発生しています。
あれだけカツカツと音出してましたからねー、 再使用するか どうかはオーナー様と相談ですね、、、。
欠けた側のギヤーアッシーが高額ですしね、、、、。
ベアリング類にはダメージはみられず再使用できそうです。
腰上部分も綺麗にしてから、各オイルシール及びパッキン類を新しくして組みつけに入ります。
今回交換したパーツ類です。
試乗しながらワイヤー類の調整と最終チェックです。
これからも長~いお付き合いをしてあげて下さい。
BUZZのHPへはこちらからどうぞ http://www013.upp.so-net.ne.jp/buzz/
バズ ミニクーパーのブログ http://buzz-car.blog.so-net.ne.jp/
バズ 国産バイクのブログ http://buzz-bike.blog.so-net.ne.jp/
vespa LX50の事故修理 [VESPA修理]
気に入って大事にお乗りいただいているVESPA-LX
さっき車にぶつけられまして、、、、 と悲しそうに自走でご来店!
細い道路を直進中に左路地から一時不停止で飛びだされて左前側をぶつけられたらしく
幸いオーナー様も30km位の低速だった為大事には至らず相手車のバンパーとVESPAの
フロントフェンダーをかすめ左レッグ部分が、グッシャリ、、、、、。
綺麗なオーロラブルーの車体に痛々しいダメージ しかしここでショックを吸収してくれた為
ご本人には怪我は無く助かった。
しかし大事にしてる愛車が傷つくのは心に大きなキズが付きます。 そのお気持ちは痛いほど
よーくわかります。 なんとかしてあげないとね
お互い対物保険で賠償面では問題ないんですが、、、ちゃんと元の形に直さなければ、、、。
けっこう かわいそうでしょ~。
vespaはモノコックスチールボディー すなわち他のスクーターの様にパイプフレームに
プラスチックのカバーが付いているのではなくボディー自体がフレームシャシー、一体型で
乗用車と同じ構造、つまりカバーだけ変えればok ってなわけにはいかないのです。
これがモノコックボディーの中身です。 パイプフレームより箱型のシャシーゆえのガッチリした
骨組みがvespaの乗り味なんですよね。 だから逆に軸がずれる様な曲がり方をすれば
復元するのが容易ではないんです。
幸いフェンダーはこすってはいるもののフロントフォークやシャシーのネック部分には当たっては
おらずダメージも無い様で試乗しても変な挙動は全くなかったです。
これならグッシヤリへこんだ部分をちゃんと修復出来れば元どうり治りますよーとオーナー様に
お伝えしましたら、修理を宜しくお願いします!との了解を頂いたので板金塗装修理に、、、、、。
レッグ部分とアンダーパネルの合わせ部のスポット溶接も剥離してしまってるので、焼いたり、
溶接したりと大がかりになり、全塗装になるので、ほぼホワイトボディーに近い状態にしなくては
ならず全バラシになります。
どの道フロントフェンダーを脱着するにも、ブレーキホースやフロントフォーク自体抜いて
しまわないと外せない構造ですけど、、、、、、。
丁度ついでにステムのレースやベアリングの点検も行えます 距離も13.000kmいいとこですね!
板金屋さんから綺麗に上がってきました 新車のようです!
パックリと口を開けていたスポット溶接部分も文句無い仕上がりです
さっそくバラした物を組み込んで行きます。
ブレーキホース・メーターヤイヤーなど少々通しずらいです。
ハンドル回り及びインナーカバー類の組込み、、、、面を合わせながら慎重に。
最後に3か所、ボディー所定の場所にデカールをこれまた慎重に!(張替はききません)
貼り付けて完成でーす!!
これならオーナー様もますます愛着が湧くでしょうね 長ーく可愛がって下さいね。
BUZZのHPへはこちらからどうぞ http://www013.upp.so-net.ne.jp/buzz/
バズ ミニクーパーのブログ http://buzz-car.blog.so-net.ne.jp/
バズ 国産バイクのブログ http://buzz-bike.blog.so-net.ne.jp/
GILERA NEXUS 500 バッテリー上がりの修理 [GILERA NEXUS]
新車で購入頂いて早3年が過ぎて半年前に車検も ご継続させて頂きましたNEXUS500SP
なかなかスタイリッシュで硬派な感じが良いのですが、今回出先で突然エンジンストール
再始動を試みてもバッテリーが上がっていてセルもままならず、お客様からSOSの電話
すぐさまレスキューに向かいました。
工場に引き上げて来て即入院です。
バッテリーは最近他店で交換したばかりと言うことで、まずは満充電してみます。
国産のバッテリーですし物自体には特に問題なさそうです。
結線してチェッカーで調べると 12,57V 良いですねー。
そしてそのままエンジン始動、、、あ、ら、ら~、、、?
12,20Vと逆にボルテージが下がってしまいます。通常エンジンが回り始めると即充電を
始めるので 1~2V ボルテージアップするのですが、、、。 回転数を3000rpm以上に
上げるとメーターパネルのインジェクションウォーニングランプが点灯してしまう下げると消える?
ピアジオ診断機でエラー検索してみると
STEPPER MOTORと BATTERY VOLTAGEの2か所に過去のエラー歴が残ってます。
今現在はオールクリアー! バッテリー充電直後に診断してるので現時点でのエラーメッセージ
は有りません。 診断中3~4分で車体のVメーターが 10,4V までダウンしてしまいました。
これでは走れば走るほどバッテリー電圧が下がってしまい、燃料ポンプも回らなくなり止まって
しまうのも時間の問題! 充電系トラブルであることは確実となりました。 で、 あるならば、
発電コイル ~ レギュレーター ~ バッテリー までのハーネスをまずは点検していくとしましょう
断線やショートが無いか入念に、と、始めてすぐレギュレーターからメインハーネスにつながる
カプラーが破損しているのに気付きました。
ある程度バラさないと見えない場所。 フューエルタンクの右、右側ステップの下部それも
一番低い水がたまりやすいこの場所にわざわざクランプされているのはなぜ??
しかも防水カプラーとは、ほど遠い お粗末な部品、、、、イタリア、?、?、?、?
腐食して破損したカプラーは修理すれば良いのだが、問題は送電出来なくなったレギュレーターが
容量オーバーでパンクしてしまった事。(インジェクションランプ点灯はこのせいか?)
コネクターを修理してエンジンをかけてみると3千回転、4千回転と上げていくにしたがって
16V 17,5V とバッテリーボルテージが上昇、天井知らずです。 これは本来コイルで発生
した電気を12~14V程度の直流電圧に制御してバッテリーに送ってあげるレギュレーターの
役目をしておらず、部品の交換を余儀なくさせてしまったのだ。
取り外したレギュレーターと破損したコネクター。 余った電気を熱に変えて制御するために
空冷エンジンの様なヒダヒダが有り、風の当たりやすいラジエターの下、フロントアンダーカウル
の奥に付いてます。 (付け替えはそれなりに大変です)
奥の方が新しいレギュレーターで、同じ部品番号で注文したのに形やハーネスの配置が
元付いていた物と若干違ってますね、対策品なのかな? しかしカプラー部分は特に改善の
あとが見られず??? カプラーに関しては防水対策をして作り変え、クランプ位置も少し上側に
変更して取り付けました。
そしてエンジン始動、約3000回転 バッテリー側の最高電圧で 14,09V
充電状態も良好! これ以上回転を上げても少し電圧が下がり、しっかり制御されているのが
確認できました。 インジェクションウォーニングランプも点灯しなくなりました。
発電コイル自体は問題が無さそうで良かったです。でも防水対策がしっかりされていたならば
レギュレーターを壊さずに済んだかも知れませんね。
BUZZのHPへはこちらからどうぞ http://www013.upp.so-net.ne.jp/buzz/
バズ ミニクーパーのブログ http://buzz-car.blog.so-net.ne.jp/
バズ 国産バイクのブログ http://buzz-bike.blog.so-net.ne.jp/
vespa 125 ET3 [VESPA ET-3]
今回はちょっと古いVESPA 125 ET3が入院してきました。
ユーザー様いわく 「スピードがまったく出ない(30km位)、始動もかなり悪い。
以前ベスパの専門店じゃない店でみてもらったが解決しなかった。」 との事。
何かを交換した形跡はない様です。どこを直したんでしょうか?
まずは試乗です。確かに全然吹け上がりません。
アイドリングはともかく、中速から上はモコモコボンボンみたいな感じ。
点火時期でもずれてるのか?と思いフライホイールを外してみる。
多少腐食はあるもののピックアップコイルもしっかりしているし、
点火タイミングが大きくズレているわけでもない。プラグが黒くすすけている。
シリンダ内の圧縮不足か、キャブのセッティングか?
いやいや、そういうレベルではない。明らかに吹けない。
イグニッションコイルを外してみたが特に異常はなし。
ET-3は、50Sや100と違いポイントではなくCDI点火だ。
このコイルとスパークユニットが同体になっている。
これがダメだと4万近くするぞ~
交換してから 「違いました。」じゃシャレになりません。
再度取り付けてエンジンをかけたまま各部をもう一度点検。
アクセルをあおりながらコイル付近を触っていると、
キ~~~タ~~~っ 指から手首あたりに伝わるビリビリジンジン
これだ~ リークだ これでスパークが逃げてプラグの火が弱くなってたんだ。
低回転時は分からなくても回転が上がってくるとダメな部分からモーレツにリーク。
コイル本体なのか、ハイテンションコードやプラグキャップなのか確かめる為に
新品のハイテンションコードを組み直しエンジンスタート。
絶好調とはいかないが、さっきまでとは別のエンジンの様です。
あとはキャブ調と点火タイミング調整でバッチリでしょう。
キャブ内部は案の定底部にサビが、ジェット下部には腐食があります。
特殊な溶剤でまずはこれをキレイに。
フロートバルブはこのまま使用できそうです。
ゴミが入らないように組み上げたらインテークマニホールドのフェルトパッキンを
ミクスチャーアジャストスクリュー回転数は1~1.3/4で調整します。
試乗してみるとET-3本来のアクセルレスポンスの良い走りが甦りました
クラッチの滑りが少し気になる位です。次はクラッチ...
BUZZのHPへはこちらからどうぞ http://www013.upp.so-net.ne.jp/buzz/
バズ ミニクーパーのブログ http://buzz-car.blog.so-net.ne.jp/
バズ 国産バイクのブログ http://buzz-bike.blog.so-net.ne.jp/
サービス レポート GTS250 ie [VESPA GTS]
事故による転倒で骨組み自体にダメージは無さそうだが外装モノコックボディの
キズの板金とフロント足回りのチェックが必要となったGTSが点検と修理のため入院。
①ボディ
まずは試乗にてフレームにダメージが及んでないことを確認した上で
外装を取り外し、モノコックボディ本体を板金塗装。
②足回り
さて問題はフロントフォーク回りで、ブレーキホースを外さなければ外せない!!
複雑な形状のフォークだが曲がりは無さそう。 ネック部分のレースの下側に
少々のキズが見られたので後々、後遺症が出ないように念のため上下の
レースとベアリングは全て新品に交換。
③仕上
元通りフォークを組み、キズが付いた外装パーツを全て新品で取り付け、
試乗をして各部分の微調整。 問題の無いことを確認して完了。
すっかり新車同様です!!
(VESPAはモノコックボディのためネジレに対しては強く出来ていますが、
いったんネジレてしまうと修復はかなり大変なので修理の際は乗って
しっかりチェックする必要がありますね。)
BUZZのHPへはこちらからどうぞ http://www013.upp.so-net.ne.jp/buzz/
バズ ミニクーパーのブログ http://buzz-car.blog.so-net.ne.jp/
バズ 国産バイクのブログ http://buzz-bike.blog.so-net.ne.jp/
PIAGGIO beverly250 エンジン修理レポート [PIAGGIO ビバリー]
走行8000kmのビバリー250が走行中突然エンジンストール
再始動も無理との事でレッカー引き取りいたしました。
セルは元気よく回るし、下からのぞくと???ナナナント???
スパークプラグがプラグキャップに刺さったままぶら下がっているではありませんか、
どーして?
ユーザー様いわく新車から現在まで1年半の間1度も点検を受けた事がなく
根原因は不明ですが、燃焼室内圧で少しずつネジ山を壊しながらプラグが
押し出されたとしか思えない状況!!
とりあえず まずはエンジン降ろしから。
シリンダヘッドを分離、オイルもかなり汚れていて、カムカバー周りからはオイル漏れも有りました。
洗浄してみると中央に見えるプラグホールのネジ山は残っているもののプラグサイズより一回り穴がでかくなってしまっている。
プラグが回りながらでわなく少しずつ押し出された感じ?新品プラグでもすこすこです。
何週間か前に このユーザー様から信号待ちなどでエンジンが止まってしまう、との連絡を
受けていて、プラグやオイル、エアクリーナーなどのエレメント類のメンテナンスを受けないと
駄目ですよーってお話していた矢先の出来事!!
とにかくヘッドブロックを内燃機屋さんに出すことに。 ちなみに新品ブロックは10万円強
ブロック修理が上がってきたら又レポートします。
内燃機屋さんから上がって
ヘリサート加工とはいかず
治具が入らず
プラグホール入口の加工が
必要となってしまった。
新しいプラグをセット。
バッチリOKです!!
それでは組込みに入るとしましょう。
奥が交換用新品パーツ。
ヘッドガスケット、
カバーパッキン、
バルブシール等。
手を抜かずすり合わせを
やっておきます。
シートの当たり面が作業前の
EX側との違いが
一目瞭然でんな~~~。
組込みんだら
バルブクリアランス調整。
ちなみに
この4バルブエンジンは、
IN側 0.10、EX側 0.15。
注油も忘れずに!!
クーラントを入れたら
いよいよ始動!
その前にカラ回しでオイルを
全体に回しておく事と
クーラントのエアー抜きも
忘れずに。
ビバリーはエアー抜きニップ
ルが無いのでバイパスホースからですね!!
やっと形になりました。
ボディを組んで試乗です。
BUZZのHPへはこちらからどうぞ http://www013.upp.so-net.ne.jp/buzz/
バズ ミニクーパーのブログ http://buzz-car.blog.so-net.ne.jp/
バズ 国産バイクのブログ http://buzz-bike.blog.so-net.ne.jp/