PIAGGIO beverly250 エンジン修理レポート [PIAGGIO ビバリー]
走行8000kmのビバリー250が走行中突然エンジンストール
再始動も無理との事でレッカー引き取りいたしました。
セルは元気よく回るし、下からのぞくと???ナナナント???
スパークプラグがプラグキャップに刺さったままぶら下がっているではありませんか、
どーして?
ユーザー様いわく新車から現在まで1年半の間1度も点検を受けた事がなく
根原因は不明ですが、燃焼室内圧で少しずつネジ山を壊しながらプラグが
押し出されたとしか思えない状況!!
とりあえず まずはエンジン降ろしから。
シリンダヘッドを分離、オイルもかなり汚れていて、カムカバー周りからはオイル漏れも有りました。
洗浄してみると中央に見えるプラグホールのネジ山は残っているもののプラグサイズより一回り穴がでかくなってしまっている。
プラグが回りながらでわなく少しずつ押し出された感じ?新品プラグでもすこすこです。
何週間か前に このユーザー様から信号待ちなどでエンジンが止まってしまう、との連絡を
受けていて、プラグやオイル、エアクリーナーなどのエレメント類のメンテナンスを受けないと
駄目ですよーってお話していた矢先の出来事!!
とにかくヘッドブロックを内燃機屋さんに出すことに。 ちなみに新品ブロックは10万円強
ブロック修理が上がってきたら又レポートします。
内燃機屋さんから上がって
ヘリサート加工とはいかず
治具が入らず
プラグホール入口の加工が
必要となってしまった。
新しいプラグをセット。
バッチリOKです!!
それでは組込みに入るとしましょう。
奥が交換用新品パーツ。
ヘッドガスケット、
カバーパッキン、
バルブシール等。
手を抜かずすり合わせを
やっておきます。
シートの当たり面が作業前の
EX側との違いが
一目瞭然でんな~~~。
組込みんだら
バルブクリアランス調整。
ちなみに
この4バルブエンジンは、
IN側 0.10、EX側 0.15。
注油も忘れずに!!
クーラントを入れたら
いよいよ始動!
その前にカラ回しでオイルを
全体に回しておく事と
クーラントのエアー抜きも
忘れずに。
ビバリーはエアー抜きニップ
ルが無いのでバイパスホースからですね!!
やっと形になりました。
ボディを組んで試乗です。
BUZZのHPへはこちらからどうぞ http://www013.upp.so-net.ne.jp/buzz/
バズ ミニクーパーのブログ http://buzz-car.blog.so-net.ne.jp/
バズ 国産バイクのブログ http://buzz-bike.blog.so-net.ne.jp/