ピアジオVESPA PX200FLのミッション、トラブルでカツカツ音! [VESPA修理]
走行4750Km 新車からお乗りで今まで大きなトラブルは無かったそうです。
当店にて何度かメンテナンスをさせて頂いておりますが今回、少し前から4速に入れると異音がするので診てもらいたい
とのご依頼をいただきました。
なるほど乗ってみると3速までは何ともないが4速に入れるとエンジン部からカツカツカツ、、、、、?
タイヤの回転と連動してカツカツ音もついてくる、、、。明らかに駆動系のトラブルですねー
エンジン部を見てもオイルにじみがひどくてどこから漏れているのか解らない状態。
もしやミッションオイルが全部出てしまって空なのか? と疑ってドレンプラグを抜くとギラギラと金属粉混じりのオイル
が出てきました。
とりあえず規定量位は入っていたみたいですね。 しかし このハンパじゃない位の金属粉が何より証名、
ギヤー回りの破損が確定的です。
まずエンジン、クランクケース回りの汚れを落としてから分解作業に入ります。
ミッシヨンケースの底から破損したギヤーの一部が出てきました。
奥に見えるのがクランクシャフトギヤーからの回転をトランスミッション側に伝えるプライマリー側のギヤ。
クランクが回っているとクラッチで遮断されない限り常に回転している。クラッチ側の一番大きなギヤーは外側ギヤーと
内側ハブの間にスプリングが組み込まれていて干渉的な役割をする構造になっている為このパーツ全体が
スプリングギヤーASYという名称になってるみたい。
4段目の4速ギヤーが欠けているのが見えます。 破片で他の部分にもキズが、、、、、、。
それとかみ合うドライブシャフト側のギヤーもダメージが無いか入念にチェックが必要。
4速ギヤーにバリが発生しています。
あれだけカツカツと音出してましたからねー、 再使用するか どうかはオーナー様と相談ですね、、、。
欠けた側のギヤーアッシーが高額ですしね、、、、。
ベアリング類にはダメージはみられず再使用できそうです。
腰上部分も綺麗にしてから、各オイルシール及びパッキン類を新しくして組みつけに入ります。
今回交換したパーツ類です。
試乗しながらワイヤー類の調整と最終チェックです。
これからも長~いお付き合いをしてあげて下さい。
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